ボンベイ(インド)〜ナイロビ(ケニア)〜アジスアベバ(エチオピア)


移動日:2003年1月21日
手段:飛行機(ケニア航空)
料金:26660ルピー(往復周遊チケット)

ボンベイからナイロビへは便も多く、航空券もお手ごろ価格。当初インドのあとはパキスタン〜イラン〜トルコというルートを考えていたが、時期的に寒そうなので予定変更してアフリカを目指すことに。航空券はボンベイの日本大使館で紹介してもらった旅行代理店「TCI」(tel:2021881/2027120)で手配。この代理店はスタッフもいい感じで、信頼できる。僕らはナイロビとアジスアベバの周遊券を手配。エチオピアへは片道航空券のみでの販売はできないらしい。ボンベイ7時10分発、ナイロビ10時35分着(時差2時間半)。ナイロビで乗り換えて11時20分発、アジスアベバ13時20分着(時差なし)。乗り継ぎはまったく問題なし。ケニア航空の機内食はかなり美味だった。ちなみにボンベイ〜ナイロビ間のみの片道チケットは16680ルピー(+税)。


 
アジスアベバ(エチオピア)〜ラリベラ(エチオピア)


手段:飛行機(エチオピア航空)

行き
移動日:2003年1月26日
料金:93.6ドル+空港税10ブル

帰り
移動日:2003年1月30日
料金:98ドル+空港税10ブル

エチオピアの国内線は国営のエチオピア航空のみ。オフィスはアジスアベバをはじめ、各地にある。私たちはピアッサにあるオフィスで手配した。エチオピア航空の国内線は万年満席状態で、席の確保がかなり困難。かなり前から予約しないと希望日のフライトは確保できないらしい。まずウェイティング・リストに登録し、席が空けば乗れるというシステムになっている。

とりあえず行きの分のチケットのみ入手し、帰りについては引き続きウェイティング・リストへ登録したまま出発した。アジスアベバからラリベラへはダイレクトに飛んでおり、所要約1時間。飛行機は50〜60人乗りくらいの小型機。窓から見えるエチオピアの景色はすこぶるよい。機内食として、ジュースとフルーツ・ケーキが出てきた。ラリベラの空港はかなりしょぼい。

帰りの席を取るのも大変で、ラリベラのエチオピア航空オフィスに毎日通った。ウェイティング・リストの結果を気長に待ち続け、最終的にはスタッフに直談判して、かろうじて航空券をゲット。行きと値段が違うのは、「アジスアベバとラリベラでは両替レートが違うから」という理由かららしい(本当か?)。帰りの便はラリベラ〜ゴンダール〜バハルダール〜アジスアベバと、途中2箇所も経由するため、2時間半もかかった。

 

 
 
アジスアベバ(エチオピア)〜シャシャマネ(エチオピア)


行き
移動日:2003年1月31日
手段:長距離ローカルバス
料金:23ブル

帰り
移動日:2003年2月3日
手段:ミニバン&ローカルバス
料金:25ブル

アジスアベバのマルカート市場近くの長距離バス・ターミナルから毎日バスが出ている。本数も結構あるらしく、私たちは朝8時ごろ出発のバスに乗った。前売り券のようなものは必要なさそう。旅行人などには所要6〜7時間と書いてあるが、5時間くらいで到着した。途中20分程度の休憩あり。帰りは乗り合いのミニバン(いわゆるマタトゥ)に乗った。満員にならないと発車しないので出発まで待たされたが、出発したあとはバスよりも速かった。


 
ナイロビ(ケニア)〜アルーシャ(タンザニア)


移動日:2003年2月21日
手段:シャトルバス
料金:1000Kシリング

マタトゥでも行けるが、マタトゥ乗り場までタクシーを乗ることを考えると値段的に大差がないような気がしたので、宿までピックアップに来てくれるツーリスト・バスを利用した。値段は居住者プライスと言っていたが(ちなみに旅行者は25ドルらしい)、がんばれば旅行者でもこの値段まで下がるだろう。国境越えはいたってスムーズで、待ち時間もほとんどなかった。道もすこぶるよく、朝8時半に出発して午後12時半にはアルーシャに着いていた。バスの到着場所にはタチの悪そうな客引きがいたが(実際、バスの運転手と大ゲンカしていた)、到着場所から宿まで無料で送ってくれたため問題なし。マタトゥで来た旅行者に話を聞いたが、国境で3時間ぐらい待ったと言っていた。値段を差し引いても、ツーリスト・バスを選んで正解だったかも。


 
アルーシャ(タンザニア)〜モシ(タンザニア)


移動日:2003年2月23日
手段:ローカルバス
料金:2000Tシリング(本当は1000Tシリングかも?)

アルーシャのセントラル・バス・スタンドからローカル・バスにて。1時間半と聞いていたが、実際には乗客が頻繁に乗り降りするので2時間以上かかった。実際の倍の値段をボラれ、後で同じバスの乗客に指摘され、乗っている間中ムキィーっと怒っていた。お金を支払った相手はバスに乗っていなかったので後の祭り。また大きな荷物はバスのうしろのトランクに入れられたので、なくなるんじゃないかと気が気じゃなかった。こちらも道はすこぶる良好だが、隣にでっぷり太ったアフリカ人のおばちゃんが座っていたので少々窮屈だった。


 
モシ(タンザニア)〜ダルエスサラーム(タンザニア)


移動日:2003年2月24日
手段:バス
料金:9500Tシリング

この区間は何社もバスを運行しており、グレードによって値段もさまざま。やや距離があるので、とことんまで安いバスよりはミドル・クラスのほうが楽なんじゃないの? という理由で私たちが選んだバス会社は「Kilimanjaro Express」。「地球の歩き方」によると最安値は7500Tシリングらしい。朝8時半に出発し、午後4時半に到着。ほぼスケジュール通りなのにはビックリするやらうれしいやら。道は完全舗装されており、暑いことを除けばとても快適。なので、実際にはどのバス会社を選んでもあまり変わらないかも? ダルエスサラームに近づくにつれ、椰子の木が増え、湿度も増してかなり暑くなってくる。ちなみに昼食休憩はたったの10分。けれど乗客はみんなその時間内で食べ終えていた。ポレポレ(ゆっくりゆっくり)なアフリカにあってスピーディな一面を垣間見た移動。


 
ダルエスサラーム(タンザニア)〜ザンジバル(タンザニア)


行き
移動日:2003年2月26日
手段:船(Flying Horses社1等)
料金:15ドル+港使用税5ドル

帰り
移動日:2003年3月5日
手段:船(Azam Marine社2等)
料金:30ドル+港使用税5ドル

行きはダル・エス・サラームを午後12時半に出発し、到着は4時半ぐらい。外国人はVIPのみしか買えず、この料金。大型の船で2階がVIP、1階、甲板と値段が安くなるようだが、個人的には甲板のほうが風が当たって気持ちがいいと思った。VIPの室内はエアコン付き、テレビあり、ソファあり、マットレスありと居心地がいいが、船のガソリンの臭いと揺れで夫は船酔い。

帰りはどうしても日中に帰りたかったので、料金的にはかなり高いが、スピードボートを選んだ。ちなみに日中にザンジバルから帰るには午後1時と4時のスピードボートのみ。安い便は夜に出て船上で一泊して朝到着する便のみ。夜の船旅はあまりおもしろくないし、揺れる船で一泊するのはキツイかなと思ったので、まあ仕方ない選択だろう。ちなみに高いだけあって、午後1時に出て3時には到着とアっという間だった。エアコンは一応効いていたが、かなり暑く、汗びっしょりに。


 
ダルエスサラーム(タンザニア)〜カピリムポシ(ザンビア)〜ルサカ(ザンビア)


ダルエスサラーム〜カピリムポシ
移動日:2003年3月7〜9日(2泊3日)
手段:タンザン鉄道、1等寝台
料金:52400Tシリング

カピリムポシ〜ルサカ
移動日:2003年3月9日
手段:バス
料金:17000クワッチャ

タンザニアに来たらぜひ乗りたいと思っていたタンザン鉄道。2等だと男女別のコンパートメントに分かれてしまうため、ここはフンパツして1等をとった。4人コンパートメントで、国境の町ムベヤまでは私たちとオランダ人女性の3人。ザンビア側からは私たちふたりだけだったので広々とくつろげた。タンザニアを午後の4時に出て国境ムベヤに翌日の午後2時に到着、ザンビア側の終点カピリムポシに翌々日の午後2時に着いた。計46時間。思ったよりも遅れは少なかった。初日はタンザニアの国立公園内で象の群れが見られたり(!)、何かと楽しかったが、途中から景色が変わりばえしないので飽きぎみに。食事も単調だし、駅にいる物売りが売っている食べ物もあまりパッとしない。

カピリムポシから首都のルサカまではバス。午後3時に出発し、ルサカ到着は午後7時。人が集まるまでなかなか出発しないので、ルサカに着いたときにはあたりは真っ暗になっていた。雨も降っていたし、日曜だったのもあって道は閑散としていて、大きなバックパックをしょってあるくにはちと怖いシチュエーションだった。


 
ルサカ(ザンビア)〜リビングストン(ザンビア)


移動日:2003年3月10日
手段:バス(CR Carries社)
料金:45000クワッチャ

泊まっていたCha Cha Cha Backpackersでオススメされたバス会社。ルサカの中心地にあるCRバスターミナルから午後1時に出発し、午後6時半にリビングストンに到着。バスは今までの旅の中でいちばんかも? と思ってしまうぐらいゴージャスでキレイなバス。バス内にはモニターもあって、移動中に映画を上映していたのでビックリしてしまった。すこぶるよい道をめちゃめちゃにかっ飛ばして走るのでアッという間に到着した。「6時間かかる」と言われていたところ、5時間半で着いたという稀有なケース。


 
ビクトリアフォールズ(ジンバブエ)〜ブラワヨ(ジンバブエ)


移動日:2003年3月13日
手段:列車、1等寝台
料金:4080Zドル

チケットを買うとき、夜行列車の一等でこの値段は安い! と感動してしまった。インドよりも全然安い。午後6時半に出発し、ひたすらトロトロと走り、ブラワヨ到着が朝8時半。バスで行くと5時間の距離を、14時間かけて行くのだから、遅くて笑っちゃう。部屋はふたりコンパートメントなので荷物なんかも安心だったし、思いっきりくつろいでしまった。夜行なので景色はそれほど楽しめないが、それでもアフリカの大地に沈む夕日はなんだかしみじみとよく、頭の中で「世界の車窓から」のテーマソングが流れてしまった(笑)。ただし感傷にふけっていると、荷物の上をゴキブリがごそごそ動くから注意。一等のくせにゴキブリ出まくりってどういうこと? とも思うが、みんななぜかミニサイズなので許そう。


 
ブラワヨ(ジンバブエ)〜ハラレ(ジンバブエ)


移動日:2003年3月14日
手段:乗り合いミニバス
料金:5400Zドル

ハラレ行きの夜行列車もあるが、その日の夕方の出発時刻まで荷物を持って待たなければならないので、ここは一気にバスでハラレに向かうことに。値段的には夜行列車のほうがちょっと安いが、バスは早い。鉄道の駅からバスターミナルまではやや距離があり、タクシーを使って行った。満員になるまで1時間半ほど待機して10時過ぎに出発、ハラレに到着したのは3時ぐらい。ハラレ直行といっても途中で人の乗り降りがあるが、道の状態がとてもよく、移動はかなり快適。あっという間にハラレに着いたね〜という印象だった。


 
ハラレ(ジンバブエ)〜マシンゴ(ジンバブエ)


移動日:2003年4月1日
手段:バス
料金:3650Zドル

ムバレのバスターミナルを午前10時に出発し、マシンゴに到着したのは午後2時ぐらい。こんなの移動って言わないかも(笑)。人の乗り降りがあってちょくちょく止まるのが玉にキズだが、道もバスもいたって快適で、遠足気分に。ただし過ぎゆく風景は大地、大地、大地……でもあまり変わりばえしないが。ちなみに途中でトイレ休憩があり、またバス停などでは物売りも結構いる。


 
ハラレ(ジンバブエ)〜ビクトリアフォールズ(ジンバブエ)


移動日:2003年4月9日
手段:バス(Pioneer Bus Company社)
料金:10900Zドル

当初、朝8時発のブラワヨ行きのバスに乗ろうとムバレのバスターミナルに行ったところ、なんと同じ時刻でビク滝行きの直行バスがあることがわかり、急遽そちらに変更。一日で一気にビク滝まで行くことに。前日バス会社に確認したところ「ビク滝行きのバスは朝6時出発」と言われ、これは絶対に起きられないと思ったので(笑)諦めていたのに……。朝8時半にハラレを出発し、ビクトリア・フォールズに到着したのが午後9時半ぐらい。アフリカの夜は強盗くんが多いので、夜着はちょっと不安だったが、特に問題なし。夜行列車を乗り継ぐと丸2泊、バスと夜行を乗り継いでも一日半の距離を、トータル13時間ほどで行ってしまった。


 
ビクトリアフォールズ(ジンバブエ)〜ウィントフック(ナミビア)


移動日:2003年4月13日
手段:バス(Intercape社)
料金:70USドル

INTERCAPEという南アフリカの会社が運行する国際バス。なんと70ドルもする!ってことにマジでビビッた。しかも70ドルのくせに……と思う出来事もモロモロあり。週2便、毎週水・日曜日運行。チケットはUSドルもしくは南アランド払いで、前日までに指定の旅行代理店「Backpackers Bazaar」(tel:42208)にて購入する(T/C払い可)。朝10時にビク滝を出発し、翌日の朝10時ぐらいにナミビアのウィントフックに到着。ほぼ24時間乗りっぱなし。本来ならば20時間の行程らしいが……。道中の風景はほとんどブッシュ。途中、スーパーに寄ったまではよかったが、故障のせいで夕食は抜き。こちらも本来なら、テイクアウトの店に寄るらしいが……。私たちはお弁当を作っていたのでなんとか空腹は満たせたが、途中ほとんど店がないことを考えても、食料は用意していったほうがいいかも。ちなみに飲み物はコーヒー&紅茶のサービスがあり、お金を出せばジュースなんかも車内で買えちゃう。車内にはトイレもあり、しかも座席には毛布も枕もセットされていた。先進国仕様のバスだったが、とにかく私たちとの相性は最悪だった。


 
ウィントフック(ナミビア)〜ソススフレイ(ナミビア)


移動日:2003年4月16日
手段:レンタカー
料金:362Nドル×2日+ガソリン計500Nドル

初のレンタカーで、砂漠に行くという大冒険?な行程。といっても所詮はレンタカーなんだけど、それでもラリーをしているような高揚感のあるドライブだった。ラッキーなことに、普通車を予約していたら、レンタカー会社の都合で四駆を貸してもらえることになり、出だしから好調だった。朝9時に出発して、宿に寄ったり昼食を食べたりして、午後3時過ぎにソススフレイに到着。道は首都ウィントフックから出てすぐにダートっぽい未舗装路になるが、穴ぼこなどはあまりなく、平均時速90キロぐらいのペースで進めた。都会からアップダウンのある岩山道を通り、そして砂漠に突入していく……まるでアドベンチャー映画のような風景に、子供のように車の窓にへばりついてしまう妻(笑)。本格的な砂地を走るのは最後の5キロぐらいだが、それでもへっぽこな私たちはやっぱりスタックした。まあそれも砂漠の思い出だろう。だいたい、砂漠で運転できることなんて、一生にそうあることじゃない気もするし。「あ、ここ!」と思ったところで止まれるのも車のよいところ。延々と続く一本道を見ながらのんびりとたばこをふかしたのもまたご一興。レンタカーの手配はウィントフックにある旅行代理店「Tourist Junction」(tel:264-61-231246)にて。


 
ウィントフック(ナミビア)〜ケープタウン(南アフリカ)


移動日:2003年4月18日
手段:バス(Intercape社)
料金:430Nドル

またしても南アフリカのINTERCAPE社の国際バス。ウィントフックを午後5時過ぎに出発し、ケープタウンに到着したのが翌日の午後1時過ぎ。計20時間。バスは2階建てで、これまたすばらしく豪華。ただし、席と席の間は若干狭い気もした。途中、休憩ごとにやはりコーヒーと紅茶のサービスがあり。というか、2時間おきぐらいにやたらトイレ休憩があり、「さっさと進まんかい!」と思うことがあった。う〜ん、とにかく運賃が高いから、なんやかんや言って文句をつけたくなってしまうのかも(笑)。南アフリカのボーダーに到着したのは深夜2時ごろ。仕方ないけれど、この時間に起こされるのはツライ。途中休憩はすべてテイクアウトができる商店を併設したガソリン・スタンド。というかこの道中には「レストラン」というものがほとんど存在しない。


 


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