エチオピアは「エチオピア正教」なる独自のキリスト教を持った、歴史のある国。アフリカの他諸国と違って、欧米に植民地化された期間が短いというのも、そのオリジナリティに磨きをかけているような気もします。世界遺産にも指定されている石窟教会群で有名なラリベラを訪ねたときの写真をまとめてみました
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ラリベラはごつごつした岩山に囲まれたエチオピア北部の村。舗装道路も少なく、赤土や岩が乾燥した空気によく合う。さらっと見るこんな風景でも絵になるなー |
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村の水汲み少女。滞在中何度も彼女の水汲み中に顔を合わせた不思議な縁。ラリベラはうるさい輩も多いけど、彼女はニコニコしててイイ感じだった |
ラリベラの教会群もさることながら、私たちがかなりお気に入りだったのは、村のこんな民家。一日一回は通ってました。な〜んか、雰囲気のあるお家だと思いません? |
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こちらがお家に寄ったショット。煉瓦(?)を丸く組んで、藁葺きの帽子をかぶせたシンプルなもの。もちろんいまでも家として機能中です |
「ラリベラ村の子供は悪ガキが多いよ〜」とは聞いていましたが、やっぱり子供らしいカワイイ子も多い。下校途中の小学生たち。みんなコチラに好奇心いっぱい |
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ラリベラの石窟教会はすべて岩をくり貫いてできている。こんなのが11個もあるんだから、さすが世界遺産。なんだか原始宗教っぽい雰囲気がただよっていました |
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ラリベラの「さすが〜」な点はグループごとに教会と教会がこんなトンネルで結ばれてるという芸の細かさ。観光してても探検してるようなワクワク感がある |
第1グループの教会前で。なんだか映画の世界に入り込んだような、いい気分(笑)。もちろんこの両サイドの岩ももともとは一個の大きな岩なのです |
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村でタクシー役をつとめるのがこのポニーくん。車のない山道をこのポニーくんに乗って観光することも可能。でも彼はなんとなく疲れ気味? |
有名な十字架型の教会、セント・ギョルギス。この教会、スゴイ遺跡独特のオーラを出してました。そのシンメトリーなデザインもいいし、周囲に人気(ひとけ)があんまりなかったのもまた情緒があってヨシ |
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十字架教会を横から見るとこんな感じ。ここがもともと1個の大きな岩だと思うと、人間ってすばらしいわあと悦に入ってしまう |
十字架教会の入口に立つと、この教会のスケールがわかる。ちなみにいまも礼拝に訪れる人も多い“生きている”教会 |
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ラリベラ村の道路脇の看板。なんかほのぼのした絵、一体なんて書いてあるんでしょう。それにしてもエチオピアの文字って不思議。誰かが「黒魔術に使いそうな文字」って言ってたけど、う〜ん、納得 |
エチオピア北部はどこも道が悪い。そんな道をこんなトラックでガタゴト行くんだから、ご苦労さまなことです |
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こちらはバス乗り場。バスが着くと人がウワウワと寄っていきます。もちろんバスの天井も荷物満載 |
第2グループの教会。クロス型に彫られているのがわかる。赤茶けた岩肌がまた雰囲気をかもし出している |
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教会の内部にはこんな宗教画が飾ってある。エチオピアの宗教画は独特のタッチがあって、まさにイメージする「アフリカの絵」 |
教会の内部にご神体として飾られている「アーク」。普通のキリスト教ではご神体とイエス像や十字架やマリア像がご神体であることが多いことからも、エチオピアのキリスト教は特異だということがわかる
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教会に置いてあった羊皮でできた聖書。この文字、この薄汚れた紙……なんだか映画に出てくる秘密の古文書みたい! ちなみにこの書き文字は現在のエチオピアで使われているアムハラ語とも違うもので、読める人もごくわずかとか |
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キリストもエチオピア人の手にかかれば、こんなに可愛く(?)なっちゃいます。後ろのライオンとチーターもおとぼけ感満載 |
こちらは教会内部の壁画。ラリベラの教会は当時、さまざまな壁画が描かれていたそうだが、現存するものは少ない。当時からエチオピア流のタッチに、この国の歴史の深さを感じる
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教会の内部には通気溝、採光を兼ねたこんなクロスが。こうして見ると、神々しい |
ラリベラ村で流行っていたもの、その1。サッカーゲーム。みんな路上で必死になってガチャガチャやってた。サッカーはここでもポピュラーなもので、道を歩いていると「ナカタ!」と声がかかることも(でも私はナカタじゃないっつーの) |
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ラリベラ村で流行っていたもの、その2。卓球(笑)。意外なセレクションだけど、エチオピアではよくみんなで外で卓球をしてた。エチオピア人&卓球のコンビがカワイイ |
村の食堂にて。ラリベラはもちろんエチオピア人にとっても聖地。みんな白い布をまとっている。また似合うんだな、コレが |
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エチオピア料理の定番といえば、このクレープのようなインジェラ。外見とはうらはらに(笑)、かなり酸味があってハッキリ言ってうjまくない。でもエチオピア人はみんなおいしそうに食べる |
日本の「世界不思議発見!」系の番組でよく紹介されていたムルシ族。下唇に穴を開け木の皿を埋め込めているというビックリな民族。こんなことして、大丈夫なんかね……と人ごとながら心配してしまう。今回は実物は見られず……残念 |
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私たちもお世話になったエチオピア航空のポスター。あまりにカワイイので「ちょうだい」と言ったら、断られた(当たり前か)。ちなみに機体のポップさではいままで見た飛行機の中でいちばんだと思う |
泊まっていた宿の、娘のような息子(笑)。恥ずかしがりやで、なかなかカワイイ奴。大人になったら、カッコよくなるんだよ〜 |
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ラリベラ村の裏山を登ったところにあった小さな集落。素朴なお家が建ち並んでいた。もちろん電気も水道もない。いまでもアフリカの大部分の人がシンプルな生活を送っている |
「ちかれた〜」。山の上にある洞窟教会を目指してハイキング中。といっても標高は3000メートル・オーバー。すっかりヘタっているのは高度のせいなのです(と、思いたい) |
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山の洞窟教会まで案内してくれたシサイ少年。シャイで、頭がよくて、すっかり私たちのお気に入りに(詳しくはこちら)。将来は先生になりたいのだそう |
左手に見える山の頂上に教会がある。こんなところにまで……とついつい思ってしまうロケーション。どこの国でも感じるが、宗教の力ってスゴイ |
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山の教会で司祭が見せてくれた古くから伝わる絵。やっぱりタッチがポップで、このままポストカードとしても使えそう。エチオピア人は渋い人が多い |