ザンジバル島は1964年にタンザニアに併合されるまで、ひとつの国として独立を保ってきました。かつて奴隷貿易で栄えたこの島は、アラブ色の強い文化を持ち、かつ美しい海に囲まれているという、エキゾチック感満載の島。アフリカのまた違った一面を感じました

 


ザンジバル島の港。港側は若干水も浜も汚いが、それでも東京湾に比べれば……。毎日何艘もの漁船と貨物船がひっきりなしに訪れていました

 


ザンジバルがかつて独立国だったということを知らしめるため? ザンジバル島にはなんとイミグレがあって、パスポートに入国スタンプを押されるのです! 個人的には今回の旅でいちばんウレシクなってしまったご自慢のスタンプ

港の前には碇のマークのオブジェ(つうかそのまま碇なんだけど……)があった。かなりヘボいけど(笑)、なかなか気分を盛り上げてくれる

 

街自体が世界遺産に指定されている、ザンジバル島のストーン・タウンにて。アフリカのバラナシ(詳しくはこちら)と呼びたくなるぐらい、バラナシに似て入り組んだ道になっている
ザンジバルには混血の人が多い。したがって、女の子とか、時々ぽーっと見とれてしまうぐらいキレイな子がいる。混血バンザイ(笑)! ムスリムも多いため、大人の女性はなかなか写真を撮らせてくれないので、かわりに美女候補生姉妹を。つうかマジでカワイイでしょ

 

ストーンタウンのエキゾチック感を一層盛り上げてくれるのがこの木彫りの扉。普通の家がこんなステキな扉をしてるなんて! ちなみにこんな扉ばかりを集めた写真集も売ってました
ザンジバルのマンホール。モスクの絵が描いてあって、アラブ感いっぱいでしょ。日本にもこんな遊び感満載のマンホールがあったらいいのに……

 

ストーンタウンに住む人はムスリムが多い。制服姿の女の子でさえ、ちゃんと頭を隠しているぐらい。ちなみにやっぱり美少女
ストーンタウンは子供の格好の遊び場。つうかこの街でかくれんぼしたらおもしろそうと、れっきとした大人の私も思ってしまった(笑)

 

こうして見ると、本当にインドのバラナシに似ている。ただしバラナシよりかなりキレイだけど。太陽が燦々と照って、日差しはかなり強い

のんびりした島で、おっちゃん達は昼間っから熱心にゲームしている(笑)。このゲーム、本来はマサイ族のゲームらしいが、ルールはいたって簡単。ちなみに駒として貝を使っているのが島っぽい

 


島の子供はみんないい表情しています。「金くれ」とかもあまり言わないし。この写真のあと、後ろに写っているべスパにまたがって「ぶーぶー」と走るマネをしてくれました
こんなのんびりした島だけど、かつては奴隷貿易の栄えた場所としても知られている。当時奴隷市場だった場所は、現在は大聖堂が建っている(写真後ろ)。アラブの香りがちょっとする、不思議な教会だ。その手前には奴隷の像が

 

スウェーデン人の彫刻家が作ったという奴隷の像。つうかこれ、生々し過ぎないか? 奴隷貿易なんて「アンクルトムの小屋」でしか知らなかったぐらいだけど、改めて考えるとかなりバッドな話だ

大聖堂の内部。中の造り自体はほかの国の教会と同じく上に高く、広々としている。演壇の向こうが木でできているのがアフリカっぽい

 

ここにも素晴らしいステンドグラスが。こういうものをアフリカで見るとは……意外。文化の伝わり方って不思議だな〜と思う

大聖堂の隣の幼稚園におじゃましました。おそろいの赤い制服がカワイイ。しかも保母さんが超優しいビッグママという感じで、思わず甘えたくなってしまった(笑)

 

「なんだ、観光客なのにゃ」とでも言いそうな猫。ザンジバルの猫はさすが島の猫、のんびりしてて愛想のいいコが多い。しかも島中猫だらけ。ネコ好きにはたまらない場所なのです
お土産屋さんでタンザニア名物のティンガティンガの絵を発見。「ここもタンザニアなのね」と思うが、値段は15ドル、首都ダルエスサラームよりも高い

 


こちらもティンガティンガのキリンをメインにした絵。つうか、ティンガティンガってモロ私のツボ。このまま絵本にしても全然OKなポップさがいい

魚市場の脇ではここもやっぱり漁船から魚を引き上げていました。ここはザンジバルで唯一汚いところ(笑)。ただし活気はあって、かなり楽しめる

 

港で唯一のイカ焼きおじさんを発見。暑いのに、ごくろうなことです。ちなみにイカはかなり美味。シーフードが食べられるのも、この島にハマった理由のひとつ

市場に並んでいたイカ。いま見ても美味しそうだ(笑)。どうしても食べたくなって、このイカを使ってシーフードカレーを作りました。お味のほうは……右欄参照

 


ザンジバルはスパイスでも有名な島。この中の黄色いカレーパウダーを作ってシーフードカレーを作ったところ、見た目はもろカレーなのに、味が全然カレーじゃない! うーむ
島唯一の映画館「シネ・アフリカ」。なんともいいネーミング。けど、やっているのはちょい前のインド映画ばかり。インドはもういい(笑)

 


ぷらぷら歩いていたところ、レゲエ・ショップを発見。しかもちゃんとアナログまである! こんな「こだわりの店」にウレシクなってついつい長居。店のドレッドのお兄ちゃんたちもかなりいい感じ
こちらがザンジバル名物、「驚嘆の家」でございまーす。つうかコレ、建物自体には全然驚嘆しないんだけど……。ザンジバル島でいちばん大きい建物で、かつての宮殿だったらしいけど、高級ホテルのほうが立派な感じがしたぐらい

 

ムスリムファッションで決めたお兄さん。お土産屋の人だったが、「買え」とも言わずニコニコと写ってくれた。しかもなかなか男前だ(笑)
この島が独立国家だった頃の切手。写真下のおっさんは当時のスルタン(アラブ人の王のことらしい)。もろアラブ人ですな

 


博物館にいたペリカンくん。なんだか生きているような気がしたので、思わず撮ってしまった(笑)。ちなみに島滞在中は一度も生きているペリカンにお目にかかりませんでしたが
博物館の裏にいた、巨大なゾウガメ、パウロくん(詳しくはこちら)。このサイズだから、まじでデカイ。ちょっとビビってるダンナ(笑)

 

パウロくんとラブラブなツーショット(ちなみに自分撮り……笑)。こうして見ると、かめの顔って恐竜っぽい。このパウロくん、顔はコワイが、性格はとにかくカワイイ子なのだ
ストーン・タウンの中にある、ローマ・カトリック教会。この島はアラブ人に支配される前はポルトガル人に占領されていたとか。なんとなく同じポルトガル領だったインドのゴアの教会と似ている気がする

 


港に向かって建っている、かつてのアラブの初期要塞である「オールド・アラブ・フォート」。エキゾチックな響きにかなり期待したが、こんな壁が残ってるだけで、ちょっとしょぼい。しかも中にレストラン&土産屋まであって、ダンスショーをしているという(笑)


港の側でダイブ!している少年を発見。なんかアフリカ版の「グラン・ブルー」の世界ですな。絵になります

 

港ではガキんちょたちが泳ぎまくってた。ちなみに男の子はみんな泳いでいるが、女の子が泳いでいるのは一度も見なかった

島の中心の公園(横浜の山下公園みたいな雰囲気)には夕方になるとシーフードの屋台が出始める。海をバックにシーフード、たまりません

 


今晩のディナーはカニにしましょう!ということで焼いてもらう。これがめちゃめちゃウマイ。しかも1個1ドル以下。島内はレストランが高く、この屋台がいちばん経済的かつ美味