チリからアンデス山脈を越えると、そこは大地の国、アルゼンチン。そもそもアルゼンチンという国に関してはほとんど知識がなかったけれど、滞在すればするほど好きになっていった魅力的な国でした。チリから国境を越え、まずは世界に名高いワインの産地であるメンドーサの街を目指しました

 


チリからアルゼンチンへ抜ける道は、アンデス山脈を突っ切って走るだけあって、相当な絶景が続く。前方に南米最高峰のアコンカグアが白い頭をチロリと覗かせている

 

目の前にひたすら巨大な山が建ち並ぶこのバス・ルート、一説には有名なカラコルム・ハイウェイ(中国〜パキスタン国境)に匹敵する美しさとか。しかし道がきれいに舗装されていてウレシイ
アルゼンチン最初の街、メンドーサは緑をたたえた公園が多く、かなりヨーロッパ風。街は乾いていて、木陰に来るとひんやりと涼しい

 


いやあ、アルゼンチンって先進国だなあ〜と思うのは、こんなこじゃれたゴミ箱が公園に置いてあるところ。ボリビアではこんな感じにいかなかった気もするし……

アルゼンチンとなんの関係もなく、めちゃカワイイあひるの子。メンドーサのペットショップ前にて、ラブリーな顔をこちらに向けてきた。鼻の穴と目玉がおとぼけポイントが高い

 

メンドーサのワイナリー見学では、超美人のガイドお姉さんが園内をご案内してくれました。後ろの緑の木がワインの原料となるぶどう。ここメンドーサではアルゼンチンワインの8割を作っているとか
等間隔で植えられたぶどうの木には、緑の小さなつぶがなっていた。秋の収穫の時期にいっせいに刈り入れるのだそう

 

ワインは樽ごとに詰められて発酵させられる。工場には昔のレトロなワインの木樽が並んでいた。映画なんかではよく見るけれど、実際見てみると可愛くてよい

工場ではこんなジャンボな樽でもって発酵させている。こちらは1トン樽で、さらに大きなものもある。いったいボトルにしたら何本分?

 


で、こちらがボトル詰めされて保存されているもの。年代ごとにズラリと並んでいる。ワインは保存年数が多ければ多いほどいいかというと一概にそういうものでもないらしい

工場見学のあとは待ってましたとばかり、ワインの試飲タイム。妻は全然飲めないというのに、やたらウレシそうな顔。くれると言われると、もらっちゃうよねえ(笑)

 

で、こちらが私たちが見学に行った工場での有名な銘柄「サンフェリッペ」。え、ワイン? と思ってしまうようなボトルですが、れっきとした赤ワイン。アルゼンチンではやはり赤のほうがポピュラーらしい

アルゼンチンに入って最初に感動したお店が中国人経営のブッフェ「Las Tinajas」。100種類以上ある料理が食べ放題で、どれを取るか迷ってしまう

 


ブッフェには、アルゼンチン名物のアサード(肉のステーキ)も含まれている。巨大な肉が炭火に並べてあって、それだけで迫力満点

中国人経営の店だけあって、ホットディッシュは目の前で調理してくれる。ガンガン火を出すのも中華流? これだけのサービスで食べ放題でひとり12ペソ(=約450円)は安い!

 


こうしてアルゼンチンの1日が暮れていく(笑)。ご飯もおいしそうだし、夕日はキレイだし、ああアルゼンチンってばかなりいい国かもしれない♪