世界3大瀑布のひとつとして知られるイグアスの滝。うなるような音と、角度によってさまざまな顔を見せるこの滝は、大自然の美しさと恐ろしさを兼ね備えている気がします。滝の近くに国境がありながらも恩恵にあずかれないかわいそうな国、パラグアイにも足を伸ばしてみました

 


見よ、この壮大な滝を! これを見るとなんだか滝の概念が変わってしまいそう……。滝から流れ落ちる水しぶきで、水面近くはもやがかかっている

 

徒歩でいちばん近づける滝まで行ってみた。ここよりさらに近づくと水で服がビショビショになってしまうが、周囲の人はみんな服を脱いで喜んで近づいていた。さすがラティーノたち!

この滝の見どころのひとつは、さまざまな角度で現れる虹。こんだけくっきりハッキリ見えると、なんだか手でつかめそうな気がしてくる……

 

滝の水面近くの遊歩道を歩いていたら、目の前にズラリと並んだライフジャケットが。最初は「別にアトラクションはいいよねー」と言っていたけれど、こういうのを見ると俄然興奮する!

そうなんです、ここの滝は、滝壷までボートで行けてしまうのです! あがってきた人たちはみんなびしょぬれだけど、やたら爽やかな笑顔をしてるし・・・よし、コレ乗るべ!

 

というわけで、滝壷の近くまでいけるボートに乗ってみました。こうしてみると、ボートの小ささが頼りない……。ちなみにボートに乗っている間は濡れると困るのでカメラはなし

イグアスの滝の上流は、こんなジャングル風景が広がっていた。うっかりこの川に落ちたら、あの滝まっしぐらなのかと思うと、のどかな風景もちょっと怖い

 


滝の上流には、ちゃんとこんな橋がかけてあって、観光客がうじゃうじゃ渡っている。あまりの重さに、橋が落ちなきゃいいけど……
ドドドドド〜とものすごい音を立ててまっしぐらに下に落ちていく滝のド迫力と言ったら! 見ていると吸い込まれそうで、やっぱりちょっと怖い

 


煙る滝をバックに、ガン黒妻(笑)。でもこの角度で虹が写っている写真って、実はかなりレアかも!? このあたりはとにかく音がすごくて、それだけで胸がバクバクする
滝の帰り道にヘンテコな木を見かけた。木から直接実のような、硬いキノコのようなものがにょきにょき出ている。この木は何ていうんでしょうねえ

 


イグアスの滝の先には、こんな雄大な川が流れていた。向こうのほうにちらっと見えるビル群はブラジル側。この川を隔ててアルゼンチン、ブラジル、パラグアイと三国が隣接しているのだ

このゲートがブラジルとパラグアイの国境。頻繁に行き来しているのか、道は大渋滞だった。「ちょっとお隣の国へ」というのが、このあたりでは簡単にできてしまうのだ

 


というわけで入国してみたパラグアイ。シウダ・デル・エステの街は南米一の電気街としても知られるが、ゴミは多いしすさんだ空気が流れているし……。比較的先進国なアルゼンチンから来ると、この落差はスゴイ!


シウダ・デル・エステの街には電気屋さんがズラリと並び、品揃えもなかなかのもの。しかしこのスラムっぽい街が電気街……どうも腑に落ちないなあ

 


時間が遅かったせいか、シャッターが下りているお店も多かった。治安がよいといえないこの街で、この景色を見るとちょっとビビる
スラムのようなさびれた雰囲気と、無駄に散らばっているゴミの山。どこぞかのアジアの片隅を思い出すようでもあり……。でもこの街にはちょっと住めないかな

 


勢いいさんで「買うぞ!」とやってきた電気街なのに、お店が閉まっていたせいもあって買ったのは結局いつものとおりCDのみ。私たちも成長がないなあ