アルゼンチンの首都ブエノスアイレスからピューっとボートに乗って1時間もすれば、そこはもうお隣の国ウルグアイだ。結局最後の最後まで「ウルグアイだっけ、パラグアイだっけ?」と混乱する妻に、「これだから地味な国はかわいそうだよなあ」と夫がポツリ。世界遺産に指定されている都市コロニアも、キレイなんだけどやっぱり地味目……?

 


ウルグアイのコロニア行きのフェリーは、一見飛行機にも見えるほど内装が豪華だ。高速フェリーで1時間もすれば隣国に着いてしまうため、がんばれば通勤&通学にも使える?

 


いざ、ウルグアイのコロニアに到着! なんだか緑が多くて、さわやかな街だなあ〜というのが第一印象。大都市ブエノスアイレスと比べると、街行く人の数が圧倒的に少ない
道端にゴロリゴロリと積み上げられていたスイカ。日本のものと違って、縦に長いものが多い。値段は日本の10分の1ぐらい?

 

衝撃的だったのはコロニアの海。っつーかなんじゃあ! この色は! 透明度はゼロに近い。それはこのあたりが海と言っても正確には河口だから。地質のせいもあるだろうけど、ちょっと泳ぐ気にはならん
コロニアル風の建物が立ち並ぶここコロニアは、世界遺産にも指定されている。石畳の道で、燦々と照る太陽の光を受けて、日向小次郎ルック(?)の妻

 

街灯もなんだかコロニアル調。こういうところに「ゴミを捨てないでください」なんていう看板がないのが、日本との違いかなあ?

石畳の道に、映画の世界か? と思わせるようなクラッシック・カーがポツンとたたずんでいた。日本ではマニアな車だろうけど、こっちでは普通に日常の足として使われている感じだった

 


車のナンバーにもちゃんと「ウルグアイ」「コロニア」の文字が。こう言っちゃなんだけど、やっぱりローマ字はカッコいいな(笑)。コレが「大阪」「なにわ」だったら、ねえ……
橋のところでおしゃべりしていた姉妹。カメラを向けるとあわてて移動したので、「アナタたちの写真を撮りたいの」と言うと、ふたりともめちゃめちゃ照れていた

 

コロニアの街は、景観を保つためか? こんな風にさりげないお店も多い。こういう感覚もヨーロッパ的なのかなあ
街の見所のひとつ、灯台。ふもとにあるのは風情のある遺跡だが、灯台自体は新しくピカピカ

 


灯台から街を見下ろしてみると、緑が多い町並みと茶色い海(笑)のコントラストが楽しめる。ここの海が透き通るような青だったら、もっと人気のある街になりそうなんだけど……
道を歩いていると緑が多く、心がホッと安らぐ。こんなところをブラブラ散歩するのが、この街のいちばんの楽しみ方かも

 


ランチはチキンのステーキ。チキンを開いて塩コショーで焼いたシンプルなもの。でもライムをギューッと絞って食べると実に美味♪ 南米はどこにいってもチキンは必ずある
さらに散歩を続けると、またまた気持ちのいい並木道に出た。こういう景色ってありそうでなかなかないのよね……。こんなところに自分の家があったら最高!

 

そして茶色い海(笑)。何度見てもインパクトがある。でも人も少ないし、のんびりするにはいいかも

水は茶色くても、泳いでいる子も砂浜で肌を焼いている人もいた。ここの街に住んでいる人は「海=茶色」にはもう慣れているんだろうなー。東京湾みたいに汚染されているわけじゃないと思うけど、やっぱり私たちにはちょっと抵抗がある

 

帰りのフェリーにて。ちょうど夕日タイムで、空がロマンチックな色に染まる。デッキではカップルたちがそれぞれの時を過ごすなか、私たちは写真撮りまくり(笑)。なかなか楽しい日帰りウルグアイ・ツアーでした