ドライブもいよいよ後半戦。南部の大都市アトランタを通って、いよいよニューヨークに向かって北上を開始しました。1日の移動距離が格段に長かったのもこの頃。けれど、途中メジャーリーグを見たり(おもしろかった!)、国立公園に行ったりと何かと遊びつつ、やっぱりここでも楽しんでしまいました

 

愛車のシボレー君のフロント・パネル。うーん、なんだか味気ないような、表情がないような……。アメリカは国内でもかなり時差があり、そのたびにこのデジタル時計を直そうと四苦八苦したものでした

 


アメリカのハイウェイには必ず出口付近にこんな青い看板があります。レストラン、宿、ガソリンスタンドの項目があって、いつもこれを見て出るかどうか決めました

途中立ち寄ったスーパーにはハロウィングッズがかなりの幅を利かせて売られていました。日本ではあまり馴染みがないイベントだけど、アメリカではかなりビッグなイベントのようです

 


ハロウィン・グッズはとにかくどれもコレもカワイイ! ポストカードも何100種類もあって、しかも用途別に分けてある。こういう習慣って、日本にもあればいいのに

南部の街アトランタに着いてすぐ、メジャーリーグの試合を観に行きました。地元アトランタ・ブレーブスは90年代最強と言われたチーム(といっても行くまで知らなかったけど)。そうそう、私たちがスタジアムに駆けつけたときにはすでに2回表まで終わっていました

 


私たちの買ったチケットはなんと4ドル。それでもここまで観られるのだから、万々歳です。本拠地ターナーフィールドは4万人以上集客する立派なスタジアム
ブレーブスのトレードマークは斧。スタジアム各所でこのロゴが見られます。電光掲示板も見やすくて、ときどきおちゃめな映像で試合を盛り上げてくれるのです

 


ブレーブスはこの試合前にすでにプレーオフ出場を決めているので、余裕の消化試合。それでも盛り上がる人はやっぱり盛り上がっちゃってます。ちなみに結果は2対0でブレーブスの勝ち。めでたしめでたし

「ふう、今日もよく運転して、よく遊んだね〜」と振り返りつつ夕飯。本日のメニューはそうめんとサラダとお米とキムチとイカの塩から……。炭水化物が大目ですが、やっぱり日本食は何を食べてもおいしいのね

 


翌日はアトランタの市内散策。「アンダーグラウンド」と名づけられたこの地下道はかつて鉄道の駅として賑わいを見せていたところ。鉄道がすたれたあともショッピング・モールに改装され、いろいろなショップが並んでいました

道端にやたら鼻息の荒い牛くんのオブジェが。何に使うかは知りませんが、とにかく威張っておりました

 

アトランタに来たら絶対行きたかったワールド・オブ・コカコーラ。世界中で愛されているコカ・コーラはここアトランタが発祥の地だけあって、入り口のコーラ・マークもハンパじゃない大きさでした
博物館に入ってまず目に飛び込んでくるのが、コーラの製造マシン。でも実はコーラのレシピは企業秘密でいまだに明かされてないのだとか

 

次々とコーラが作られていく姿を見ていると、「いつもありがとね」という気分になる。ボトルの種類も実は微妙な差があるというのを知ったものコレを見てからです

館内には所狭しと昔の宣伝グッズが並んでいました。コーラがここまで成功したのも、宣伝がウマかったというのがコレを見ると一目瞭然でした

 

こんなセクシー&プリティー&むっちりな子がコーラを飲んでたら、そりゃ飲みたくなるってものでしょ? 水着のカットが時代を感じさせますな

世界で愛されるコカコーラを写真に収めた展示も。これはタイの山奥の風景。そういえば昔チェンマイのさらに奥でこんな風景を見たような……

 

世界各国の缶&ボトルを集めたコーナー。「あ、コレ飲んだことある!」ってのもあって、興奮してしまいました
入り口脇には、世界各国のコーラ・フラッグが垂れ下がっていました。どれがどの国かわかったアナタはスゴイ。ちなみに上段中央は懐かしいエチオピアのアムハラ文字

 

やたらとデカイ白熊オブジェも飾ってありました。こいつはアトランタ・オリンピックのときのマスコットなのだとか。そう言われてみると、なんだか見たことがある気も……
アトランタのあとはさらに北上して、テネシー州のグレートスモーキーマウンテンズ国立公園へ。ここはしょっちゅう霧が出ることからこの名前がついたそうだが、私たちが行ったときは青空が広がっていました

 

ここは何か見所を巡るというよりも、とにかく緑と森と山を楽しむという公園な気がします。歩いているだけで緑の香りがプンプンしていて、体が浄化されていくよう

公園内には、こんな朽ち果てた小屋も。たぶん人は住んでいないのでしょう、やたらひっそりとして雰囲気のある小屋でした

 

小屋の脇にはこれまた朽ち果てた台車が散乱していました。緑と寂びた茶色のコントラストがしみじみしていて、しばしたたずんでしまった
本日のキャンプ場には、バーベキュー用のグリルがついていました。アメリカのキャンプ場って最低でもテーブルはあるし、とにかく設備が整っているのがウレシイ限りです

 

しかし、このキャンプ場にはなんと熊が出没するのです! ゴミ箱についていたシールには「熊が荒らすので蓋はちゃんと閉めてね」のシールが。熊がゴミ箱をあさっている絵は笑えるけど、よく考えると笑い事じゃない!

そろそろ日も傾いてきたので、夕食の準備にとりかかりましょう。用意は明るいうちにやったほうが断然やりやすいのね

 

本日はグリルがあるので初のバーベキュー。が、このバーベキュー・ソースがめちゃめちゃマズイ! こんなこともあろうかと2種類買っておいたのに、ふたつともマズイなんて……
気を取り直して、グリルに火を入れます。アメリカのスーパーにはたいてい袋のまま燃やせる(袋自体が着火剤になっている)炭が売っていて、コイツが実に便利。ただし、このあと炭をケチったせいで、火力が弱くなって大変でしたが……

 

翌日は小川のサラサラとした音で目を覚ましました。私たちのテントの脇にはこんな小川が流れていて、気持ちよ過ぎて真剣に連泊を考えたほど。子供なんてこんなところに来たらおおはしゃぎでしょう
朝起きてまずすることといえば、朝食の支度。気持ちよい木漏れ日の中にいると、面倒なことでさえ楽しく感じてしまうのです。しかしこれだけ散らかすと後片付けが大変だなあ

 

アメリカ・ドライブ最初に買って、いまだに減らないコーンフレーク2種。こいつらはやたらでかくて、食べても食べてもなくならない。ちなみにコーンフレークはダンナのリクエスト