いよいよ横断ドライブもエンディングが近づいてきました。一路北へ北へ、ニューヨークを目指します。北に行くにしたがって、物価の高さ、車の多さに苦労したのもこの頃。首都ワシントンDCから、憧れのニューヨークへ至る旅をご紹介します

 


アメリカ有数の有名な建物といえばこのホワイト・ハウスでしょう。実際目にするとやっぱり白い! 庭もビシーっと整備されていて、ここで遊んだら楽しそうと不遜なことを考えてしまいました

 

とはいえ、ここは世界一大事な建物と言っても過言ではないほど。庭の片隅にはこんなナゾの機械がポコポコ置いてありましたが、きっと侵入者をキャッチするカメラでも入っているのでしょ

ワシントンDCの街並みはいかにもキチンと整備されていて、さすが首都という感じ。日本の霞ヶ関あたりの空気に似ています。というか、霞ヶ関が真似してるのか

 

そうそう、アメリカの歩行者用信号は青は日本と同じだけど、赤は手のひらで「待て」のポーズ。戦後、信号を作るときにアメリカからの指示はなかったのでしょうか。実は日本のものは少数派で、世界各国このパターンが多い
街の真ん中にそびえ立つワシントン記念塔。これは初代大統領のジョージ・ワシントンの偉業をたたえて造られたもので、169メートルの高さは石造建築として世界一の高さ。ちなみにこの塔がよく見えるように高い建物を建てることを禁止する条例まである

 


首都ワシントンの象徴、国会議事堂。ここの決定で世界が動くのかと思うと、なんだか建物からオーラが出ているような気さえしてきます。ちなみにこの建物には住所がなく、街はすべてこの建物を中心に造られている
ワシントンDCで印象的だったのが、アムトラック(鉄道)の駅。思っていたのよりもずっと立派でビックリ。「アメリカの鉄道ってピンとこないよね」と思っていただけに、ここには足を運んでよかった

 

首都だけに……やっぱりありました、こんな風刺Tシャツ。思ったより数は少なかったけれど、コレなんてとってもイケてない?

見つけた瞬間「なんじゃコレ?」なバス。なんと各地のチャイナタウンを結ぶ中国人用バスなのだ。「NYって漢字でこう書くんだね」なんて感心していたけれど、よく考えるとつくづく中国人パワーってスゴイ

 


ワシントンDCは宿代がめちゃめちゃ高い……というわけで郊外に足を伸ばしたところ、なんとこんなステキな環境にあるキャンプ場を発見。ちょっと出れば、土地は余っているってワケですね
ステキなキャンプ場にはしゃぐダンナ。キャンプをしていると人間らしくなるという……なんだか素直にはしゃげてしまうので、やっぱりキャンプは楽しい!

 


スーパーには外にハロウィン用のおばけかぼちゃがズラリ。ここでもやはりハロウィンは一大イベントのようですな。でもこのサイズで2.,97ドルって安くない?
アメリカで楽しかったのは、なんといってもスーパー。ことあるごとに通っていましたが、どこもやたらデカクて、見尽くせないほど。アメリカってやっぱりダイナミックな国

 


ワシントンDCのあとは海を見ながらドライブ。といってもビーチではなく、貿易港という感じ。荷物を積み上げるこんなでっかいクレーンも設置してある


ここにきて、久々のトンネルと遭遇。それにしても北に行くにつれて、幹線道路には車がドンドン増えていきます。渋滞なんて、しばらくぶりだ……

 


たどりついた先は、アメリカ最後のキャンプ場。フィラデルフィアという都会の近くにありながらも、こんな湖がデデーンと佇んでいて、とにかく気持ちいい!

湖面には鏡のように空が写っていました。野生の水草が生えたところに雲が映っているのはなんとも幻想的

 

このキャンプ台所一式も、外で使うのは今日が最後。締めくくりにふさわしい湖の前の台所です。この一式、持って歩ければいいんだけどなあ……
この日は日曜日だったせいか誰も人はおらず、他人のボートに勝手に乗って遊んでしまった。「アウトドア雑誌風に」というリクエストで撮ってみました

 


キャンプ中、いつも「いいな〜、欲しいな〜」とヨダレを垂らしながら見ていたキャンピング・カー。小型バスぐらいのサイズがあり、車というよりちょっとした家だな

このキャンプ場は駐車場として停めている人も多く、なかにはこんな小屋がついている人まで。小屋の中にはちゃんと冷蔵庫まであって、このまますぐ住めそう。アメリカ人にとってはセカンドハウス感覚なのでしょう

 

ちょっと変わったキャンピング・カーを発見。宇宙船みたいだな。生涯に一度は欲しいキャンピング・カー。お金持ちになったら絶対買うぞ、と心に誓ったのでした

森の中には野生のキノコも生えていた。試しにちょっと食べてみたところ全身がしびれ、笑いがとまらなくなって……となるとコワイので、写真でガマン

 


いざ、ニューヨークへ向けて出発! と走りだしたものの、緑の森と車のいない道が続くのみ。気持ちいいけど、はてこの先に本当に摩天楼はあるのだろうか……?

「あ、見えた! マンハッタンが見えたよぅ!」とおおはしゃぎした瞬間。ものすごい渋滞の向こうに、摩天楼が霞みながら、でも確かに見えます。ああ憧れのニューヨーク……ようやく見えた感激といったら!

 


「Welcome to Manhattan!」の看板に迎えられ、いざ上陸。ああ長かった道もいよいよゴールなのね……と思うとウレシイやら寂しいやら
辿りついた摩天楼は、光が溢れ……とにかくスゴイ! アメリカをまわっていざたどり着くと、この街のスペシャル感がいよいよ身にしみます。おのぼりさん丸出しでキョロキョロしたり、「松井」新聞を手に持って記念撮影したり……(笑)

 


アメリカ横断記念のごほうびはラーメン。こんなちゃんとした日本風のラーメンは旅立って初めて。さすが世界のニューヨーク! 涙ちょちょぎれ、鼻水ズルズルでペロリと平らげましたとさ